宮崎工高陸上部顧問を懲戒免職 複数の女子部員にセクハラ 日本陸連コーチ
毎日新聞 2019/3/29(金) 19:39配信
宮崎県教育委員会は29日、陸上部の複数の女子部員にセクハラ行為をしたなどとして、県立宮崎工高の同部顧問、秋本純男教諭(43)を懲戒免職にし、監督責任があるとして校長も戒告とした。秋本教諭は日本陸上競技連盟U20(20歳未満)コーチも務めている。
県教委によると、秋本教諭は複数の女子部員に対し、抱きついたり、胸などを触ったりするなどした他、部員やその保護者の携帯電話に無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで「大好きぞ」と一方的に送信したとしている。
昨年8月下旬、女子部員が同校に「顧問からセクハラを受けている」と相談。県教委にも翌9月に匿名で複数の情報提供があり、県教委が調査していた。教諭は「事実ではない」と否定したが、県教委は女子部員や保護者らへの聞き取り結果や生徒のスマートフォンに残っていた受信履歴から事実と認定した。
秋本教諭は2005年4月に同校に赴任。陸上部を全国優勝に導いた実績もあり、宮崎陸上競技協会の強化部長も務めている。【塩月由香】